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 表示シートについて

 
道路標識には、原則として、反射材料を用いるか又は照明装置を施すものとする。

 ◎反射材料
 
反射材料は、視認上適切な反射性能を持ち、耐久性があり、維持管理が容易なものでなければならない。

 【解説】
 反射材料使用の道路標識は照明方式に比べ、夜間における視認性はやや劣るが、製作工程が簡便でかつ安価であり設置が容易である。

 a)反射材料の種類及び性能
 標示板に用いられる反射シートはガラスビーズをプラスチックの中に封入している
封入レンズ型反射シートと空気層の中にガラスビーズをプラスチックで覆ったカプセルレンズ型反射シートの2種類がある。
標示板に用いられる反射シートは、標示面にヘッドライトの光が正面から当る場合(入射角0゜)だけでなく、斜めから当る場合も(入射角0゜以上)正確に再帰反射をしなければならない。なお、これを反射材料の広角性能と呼び、標示板面の法線とヘッドライトの光束が作る角度を入射角と呼ぶ。標識の位置とドライバーの視認距離から入射角0゜〜30゜の範囲での十分な反射性能が必要であり、また反射光はドライバーとヘッドライトの位置の開きがあるため、一点に戻るのではなく、若干の広がりをもって戻ることが必要である。ドライバーの視線とヘッドライトの光束が標示板面で作る角度を観測角と呼び、車の種類と標識の高さによって多少の違いはあるが、たとえば、通常乗用車が約150mの距離から標識を見た場合、ヘッドライトの位置とドライバーの眼の開きは約12′である。

 標示板に用いられる反射シートとして、最低必要な反射性能は表1-1封入レンズ型反射シート1級の反射性能(JIS Z9117保安用反射シート及びテープ)である。さらに反射性能の良い材料としてカプセルプリズム型反射シートが使われており、その性能は表1-2に示すとおりである。また反射シートは屋外にさらされても著しい色の変化、ひびわれ、剥れが生じてはならない。
また、反射シートは容易に切断することができ、曲面やあまり鋭角でない凹凸になじむよう、柔軟性を有するものであり、透明及び不透明インキを使用して印刷することができるものでなければならない。

 b)反射材料の使用区分
 標識は原則として全面反射とするが、警戒標識及び補助標識の黒色部分は無反射とする。

 表1-1 封入レンズ型反射シートの再帰反射係数
 観測角  入射角          
 12′  
30゜
 70
 30
 50
22
 15
6.0
 9.0
3.5
 4.0
1.7
 20′  
30゜
 50
24
 35
16
 10
4.0
 7.0
3.0
 2.0
1.0
 2゜  
30゜
 5.0
2.5
 3.0
1.5
 0.8
0.4
 0.6
0.3
 0.2
0.1
  R`=Es・A/I
  ここに、R` : 再帰反射係数
      Es : 試験片中心位置における入射光に垂直な平面上の照度(lx)
      A  : 試験片表面積(u)
      I  : 試験片による観測軸方向への光度(cd)
          I=Er・d2
      Er : 試験片表面中心と受光器間の距離(m)


 表1-2 カプセルレンズ型反射シートの再帰反射係数
 観測角  入射角          
 12′  
30゜
 250
 150
 170
100
 45
25
 45
25
 20
11
 20′  5°
30゜
 180
100
 122
67
 25
14
 21
12
 14
8
 2゜  5°
30゜
 5.0
2.5
 3.0
1.8
 0.8
0.4
 0.6
0.3
 0.3
0.1

 注:上記解説は(社)日本道路協会 道路標識設置基準・同解説 S62年1月発行の第4章「道路標識の設計、施工」から抜粋。




  当社の私見
(あくまで当社の私見ですのであしからず) 
  表示シートフィルムについて

◎反射シートフィルム


 1)封入レンズ・封入プリズム
 一番安価で提供できる反射シートです。

 2)カプセルレンズ・カプセルプリズム(高輝度反射)
 官公庁では一番使われている反射シートです。上記再帰反射係数からも判るとおり、反射性能は封入レンズの約3倍の反射率があります。

 3)広角プリズム
 現在、国内にあるすべての中で一番反射率が高い反射シートです。近年では大型案内標識や警戒標識、路線案内標識などの公共標識などにも採用され設置数が多くなっています。反射性能はカプセルレンズの約2倍の反射率があります。但し、価格も反射シートの中では一番高価となります。

 4)反射シート+透明インクジェットシート
 反射シートを基板に貼り、表面に透明インクジェットシートを貼りつけた反射シートです。用途はイラスト・グラデーション、写真などを表記した標識板製作で反射機能も付帯したい場合にこのような使い方をします。

 5)蓄光シート
 蓄光シートは反射シートではなく、自発光シートなのでこのくくりではないのですが、東日本大震災以降、無電源で発光する蓄光シートの有用性から津波避難看板・避難誘導看板・海抜看板などに一部及び全面に蓄光シートを使った看板設置が増加していますのでこの項目に明記いたしました。

 【蓄光シートとは】
 蓄光とは、光エネルギー(太陽光・蛍光灯・白熱灯他)を蓄え、暗闇になると発光する現象です。一般的に今までは水分や水蒸気と結びついて蓄光顔料が分解され劣化する問題から屋内使用が一般的でしたが、先の東日本大震災以降の蓄光シート需要増加から屋外に設置したいとの要望が増え、メーカーさんが尽力した結果、屋外でも使用できるシートが開発されています。但し、価格的は高価で目安として反射シートの広角プリズムの2倍以上の価格になります。


◎無反射シートフィルム
 1)インクジェットシート(水性系・溶剤系)
 表示面を3色以上使ったり、イラストを入れたり、色彩をカラーグラデーションにしたり、画像、写真を入れたりなどの場合はインクジェット印刷で対応いたします。インクジェットシートには大きく分けて溶剤タイプと水性タイプがあり、使い分けとしては屋外では溶剤、屋内では水性での使い分けが一般的です。
尚、屋外用ではフィルム種類によって「長期タイプ(5〜6年)」「中期タイプ(3年)」「短期タイプ(1〜2年)」がありますので、使用用途や価格などをふまえて選択します。

 2)カッティングシート・マーキングシート
 (カッティングシートという名称は(株)中川ケミカルの登録商標ですが世間的には一般名称となっているのでこの名称で説明させていただきます)

 塩ビ製の薄いシートの裏に接着剤がついているシートで、メタリック系・電飾用・反射式・スリガラス風仕様などシート形状のバリエーションが豊富です。屋内用、屋外用とに区分があり、色のついたシートを文字や図柄にカットし貼りつけます。
しかし、薄い材質なので細かい作業は不得手で2cm以下の文字は粘着性の低下から剥離の原因となります。また、色彩はメーカーによって色々ありますが、見本色以外の対応はできません。そして多色印刷はコストが高くなり現実的には3色以内(2色まで)が妥当と思います。

 3)シルクスクリーン印刷(シルク印刷)
 版下材料に絹(シルク)の布を使う印刷方法です。絹目の間からインクをヘラで擦ることで適量押出し、元版の空隙から印刷物にインクをのせた状況をさします。現在ではあまり絹を使わず、インクの通りがよい化学繊維で織られた布を使う場合が多いです。この印刷の特徴は、印刷物に対しインクをのせるという手法から、紙・布・金属、その他多くのものに印刷でき又、曲面にも印刷が可能です。インクを乗せるという技法ですから、多色印刷を行うことができ、以前は地図看板、観光マップ看板などにもよく使用されていました。現在は版下が必要ないインクジェットシートにとって代わってしまっている現状があります。



 表示シートについてのご相談、お問い合わせ等ございましたら是非お気軽にご一報ください。

 連絡先  adnexs-sign@chic.ocn.ne.jp
        TEL 054-257-9177 FAX 054-257-9178
        担当 望月


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