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 標識板・柱について

 
標識(案内・警戒等)を設計するにおいて、板、支柱の材質の選定は重要なことです。

 1)標識基板の材料
 
標識基板の材料として用いれられるものは、次のような種類があり、各々の特性を生かしたものを使用しなければならない。
 a) アルミニウム合金・・・板 JIS H4000 A5052P  補強材(高リブ・平リブ) JIS H4100 A6063S 規格品が適切である。
 b) 鋼板・・・普通鋼板 JIS G3141又はJIS G3131
         防錆処理鋼板   同上           普通鋼板に燐塩酸処理又はクローム酸処理をしたもの。
 c) 合成樹脂板・・・FRP板、硬質塩化ビニール板、ABS樹脂板、ポリカーボネイト板など。
 d) 合板・・・JAS9650耐水べニア板に規定する合板。
 e) その他・・・ハニカムサンドイッチ板、ポリエチレンサンドイッチ板、メタクリル板(アクリル板)など。

 2)支柱の材料
 支柱の材料として用いられるものには、次のような種類があり、各々の特性を生かした使用をしなければならない。
 a) 鋼柱・・・鋼管 JIS G3444 一般構造用炭素鋼鋼管
         形鋼(H形鋼・山形鋼・ミゾ形鋼) JIS G3192 熱間圧延形鋼
         テーパーポール JIS G3101 一般構造用圧延鋼材 成形加工が必要。
 b) アルミニウム合金柱  小型標識に適している。
 c) その他  鉄筋コンクリート柱、ステンレス柱、木柱など。

 
3)支柱の色彩
 原則として、白色又は灰色とする。ただし、案内標識を設置する場合で、周辺環境との調和を図るために、これら以外の色彩を用いる必要がある時は、明度、彩度の低い色彩(例えば茶系色等)を使用することが望ましい。

 
4)防錆処理
 標識柱に使用される鋼管等は、十分な防錆処理を施さなければならない。防錆処理としては、塗装(溶剤塗装、静電粉体塗装),浸漬塗装,溶融亜鉛めっきとに大別されるが、柱梁等の形状、大きさ及び数量によって、使用塗料の種類と防錆処理の方法を選定しなければならない。いずれの方法も、その下地処理として、化学的には脱脂、脱錆(酸洗い)をするか、物理的にはショットブラスト、又はサンドブラスト処理を行わなければならない。なお溶融亜鉛めっきと塗装とを組み合わせることも可能と考えられる。

 注:上記解説は(社)日本道路協会 道路標識設置基準・同解説 S62年1月発行の第4章「道路標識の設計、施工」から抜粋。



  当社の私見
(あくまで当社の私見ですのであしからず) 
  標識・看板に使用する基板材料について

◎アルミニウム合金板

 
官公庁様発注の標識板では、一番多く使用されている基板材料ではないでしょうか。
主に大型案内標識・小型案内標識・警戒標識・規制標識・注意看板・公園看板など多岐にわたり使用されています。厚みは2mmが一般的です。標識板・看板としての構造形態は単柱式・複柱式・F型式・門型式においては板の補強及び柱との接合のため板裏面にスライドチャンネル(高リブ、平リブ)をスポット溶接し、標識板・看板の基板として使用します。また、コンクリート壁面等においては、平板を使用しアンカーボルトや接着剤等を使い取り付けます。

 

 【アルミ二ウム板の特徴】
 ■利点

 1 軽い
            比重は鉄の35%、銅の30%。
 2 長期耐食性がよい  アルミ表面の酸化被膜によって腐食を抑制する。
 3 高強度である      準アルミニウムにMg,Si,Cu等の合金元素を添加すると、高強度・耐腐食性が増す。
 4 リサイクルしやすい  他の金属に比べ融点が低いため、少量のエネルギーで安定した品質でリサイクル可能。

 ■欠点

 1 柔らかい、傷がつきやすい  他の金属(鉄・ステンレスなど)よりも柔らかく、傷がつきやすい。
 2 腐食しないわけではない   アルマイト処理していない生地のまま長期間保管すると腐食が進行します。
 3 溶接が難しい          熟練の職人さんが必要。素人がやると見栄えが最悪なことも。(当社経験あり)
 4 塗装が難しい           下地処理を十分に行わないと触っただけではがれることも。(当社経験あり)



◎アルミ複合板
 アルミ複合板とは、芯材に発砲プラスチックを薄いアルミ二ウム板で挟んだサンドイッチパネルのことをいいます。軽量で耐久性が優れ、加工もしやすいため、大型屋外看板、店舗、建物の正面看板や壁面看板、駐車場看板、野だて看板などに使用され、今までアクリル板、塩ビ板、金属板等にとって代わって便利で安価な板材として急速に普及しています。

『スチール樹脂板』・・・表面板がスチール、つまり鉄で製造された複合板です。用途は屋外では使用しません。掲示板などのマグネットを使用する場合や表面処理を施して、ホワイトボードとして使うことがあります。

    
        (青いのは保護シートです)

 ■ サイズ          サイズは、910×1820mmが基本サイズでもっとも商品ラインナップが豊富です。
                   他にも、1000×2000mm、1200×2400mm、1220×3000mmなどがあります。
                   厚さは2mm、3mm、5mmがあり、主流は3mm厚で、耐久性、コスト面でもおススメです。

 【アルミ複合板の特徴】
 ■利点


 1 軽い             アルミ板の重さの約1/3〜1/4ぐらい。
                   持ち運びが楽で、作業効率の向上、運賃の削減も期待。
 2 長期耐候性がよい    屋外の使用が可能です。
 3 加工性がよい       切断、曲げ、パンチング(穴あけ)が容易です。釘や木ねじでの使用も可能。
 4 平滑性に優れる     たわみ、ひずみがなくフラット性にも優れているため反りも生じません。

 ■欠点

 1 見栄え?          欠点とは言えないかもしれませんが、切断面のアルミ部分と樹脂部分が気になるといわれ
                   たことがあります。対応策として、フィルムシートを裏側まで貼りつて断面を隠したり、アル
                   ミ枠を取付たりしています。


◎FRP板
 FRPとは、Fiber Reinforced Plastics の略で、Fiber=繊維、Reinforced=強化された、Plastics=プラスチックのことです。つまり単品ではなしえない複合材料の組み合わせによって優れた性能が得られる複合材料の代表的な材料です。

 

 【FRP板の特徴】
 ■利点

 1 軽くて強い        原材料が軽いものばかりですから、金属と比較すると非常に軽く、また使用材料にする強化
                   繊維は鋼よりも高強度ですので強いFRPが得られます。
 2 さびない・腐らない   金属のようにさびたり、木材のように腐ったりしません。
 3 長期耐候性がよい   屋外で紫外線や降雨の影響は一般のプラスチック(アクリル・塩ビ他)に比べると少ないです。
                   特に強度劣化は少なく、表面に塗膜を施すことにより外観劣化が少なく済みます。
 4 さまざまな形       いろいろな形状の製作に対応が可能で、着色も自由です。
   色が自由
 5 電気通しにくい      電気絶縁性に優れ、電波透過性と断熱性にも優れた効果を持っています。
   電波が通り抜ける
   断熱性に優れる

 ■欠点

 1 燃焼            プラスチックですので燃えます。
 2 二次加工が困難    金属みたいに二次加工で曲げたり、溶接することはできません。
 3 高価            一般のプラスチック(アクリル、塩ビ他)に比べると高価になります。


◎アクリル板・塩ビ板・ボリカーボネイト板
 1.アクリル板
 透明度が高く、硬いのですが、一方で割れやすく、薄くできない、穴あけの加工が困難で比較的低温で変形します。紫外線による色抜けもあります。

 2.塩ビ板
 柔らかく、割れにくい、加工もしやすいのですが、一方で透明度は低く見栄えの部分では劣ります。

 3.ポリカーボネイト板
 物性においては丁度、アクリル板と塩ビ板の利点と欠点を織り交ぜたような中間的な特徴です。特に薬品耐久性が低く、アルカリ剤、溶剤では劣化します。直接板にシートフィルムを貼るとガスが発生し剥離しますので要注意です。

 コスト面においては  (高価)アクリル板>ポリカボーネイト板>塩ビ板(安価) こんな順番でしょうか。

 当社の使用実績では看板の基板の用途としてアルミ複合板の使用が増加し、屋外ではあまり使いません。
 アクリル板・塩ビ板・・・室内看板、各部屋プレート、立体文字など
 ポリカーボネイト板・・・透明色点字プレート用など


◎ステンレス鋼

 特性・性能について
 ステンレス鋼とは、JISでSUS(Steel Special Use Stainless)と定義され、「耐食性を向上させる目的で、鉄を主成分としてCr(クロム)やNi(ニッケル)を含有させた合金網で一般的にはC(炭素)含有量が1.2%以下、Cr(クロム)含有量が10.5%以上の合金鋼」をいいます。
ステンレス鋼の優れた耐食性は、表面に形成される
「不動態皮膜」によって与えられます。この薄い皮膜は化学的に安定した酸化皮膜で、表面にキズがついても修復作用される利点があります。

 当社ではステンレス板の使用実績として、シートを貼る基板には使用しません。主な用途はエッチング加工をした表札銘板や橋梁銘板や立体文字(HL,鏡面仕上)などを製作しております。鋼種としてはSUS304が一般的に使用しています。


 標識・看板に使用する支柱材料について

◎鋼管柱

 丸鋼管
 官公庁様・民間併せても標識、看板支柱としてダントツに使用されています。鋼管規格としては「一般構造用炭素鋼鋼管」JIS G3444 STK400が標準仕様です。小型標識(規制、警戒、指示等)から大型標識(逆L形、F2型、門型等)まで幅広く使用されています。

 角型鋼管
 官公庁様では、公園・文化財看板などの支柱枠に採用したり、民間では広告二面塔や看板枠に使用したりしています。鋼管規格は「一般構造用角型鋼管」 JIS G 3466 STKR400が標準仕様です。


 ○表面塗装
 ・粉体塗装仕上げ (使用される種類) カーブミラー柱・小型標識柱など
 ポリエステル樹脂系やエポキシ樹脂系などがあり、溶剤ではなく、樹脂の粉末塗料を吹き付け、加熱することにより定着させる塗装方法です。

 ・溶融亜鉛めっき仕上げ (使用される種類) 小型標識柱・大型標識柱など
 高温の亜鉛めっき漕に漬浸させ、鉄との反応により亜鉛層を形成させる方法です。

 ・下地亜鉛粉体塗装仕上げ (使用される種類) カーブミラー柱・小型標識柱・大型標識柱など
 下地に亜鉛めっきを施し、表層を粉体塗装で仕上げる塗装方法で鋼管では耐候性が高い塗装です。もちろん費用も他の塗装と比較しても高額となります。

 ・サビ止め+OP(オイルペンキ)仕上げ (使用される種類) 簡易看板・民間看板(告知・駐車場・広告など)
 官公庁様では簡易な看板や短期的に取り付ける看板などに使われます。民間の看板ではよく使われる安価で一般的な塗装です。

 耐候性の順位
   (低)OP<粉体塗装<亜鉛めっき<下地亜鉛粉体塗装(高)  てな感じでしょうか。あくまで目安です。


◎アルミポール
 丸パイプ・角パイプ
 官公庁様では、小型標識や公園・文化財・誘導などの小型看板などに採用されています。強度的に鋼管より弱いため、大型標識・看板などには不向きです。しかし耐候性(腐食、劣化)は、鋼管よりも優れているため先のような実績があるのでしょう。鋼材規格はJIS H4100 A6063系 アルミニウム合金押出形材が一般的です。

 ○表面塗装
 ・アルマイト処理
 アルミニウムは本来、傷つきやすい金属です。鉄と比べると腐食には強いですが、それはアルミニウム表面に薄い酸化皮膜を生成しているためです。そのため、元来持っている耐食性、耐摩耗性を向上させることとしてアルマイト処理を行います。また、色彩装飾を目的としたアルマイト処理も行うことができます。
アルミニウムの表面を陽極として、水の電気分解により、酸化させ、コーティングする表面処理の総称をアルマイト処理と呼びます。

 ・ウレタン樹脂塗装
 下地処理をしっかりと行い、プライマーを塗布し、ウレタン系塗料を吹き付けた塗装方法です。とにかく下地処理を丁寧に行わないと塗装後すぐ剥離してしまいます。


◎ステンレスポール
 丸パイプ・角パイプ
 ステンレスの特徴である腐食しにくいという利点から官公庁様では、塩害地域の小型標識柱などに使われたり、表面仕上げが他の鋼材と比較して、美しく仕上がることから、意匠的なデザインサインやモニュメントなどにも採用されています。但し、スチール・アルミなどと比べると一番費用が高額となります。使用される鋼種はSUS304が一般的です。





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        担当 望月 


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